どうすればアトピーを克服できるのか?イルカのアトピー奮闘記③

こんにちは、イルカです。

イルカの小さきイルカ時代から始まり、高校生編までアトピーの歴史を綴ってきました。ステロイド治療に悩まされてきましたが、最終的には自分の体を作っている食事を良いものを取り、健康的な生活リズムを心がけ、しっかり保湿をすることで状態は改善してきました。

そして、なんでイルカばっかりこんなに不幸な目に合うのだろうか?イルカが何か悪いことをしたのだろうか?と後悔ばかりであった日々から解放されました。間違っているのは、偏った食事や生活習慣がはびこり、沢山の人が40歳を過ぎたら生活習慣病にかかる今の世の中であり、イルカはアトピーのおかげでその事に気付け、正しい食生活を送れるようになりました。

そんなイルカが今の安定した状態に至る最後のアトピー歴史を案内します。

どうすればアトピーを克服できるのか?イルカのアトピー奮闘記③

なんとか、大学受験を乗り越えたイルカは某大学の医学部に進学します。イルカとおんなじようにアトピーで苦しんでいる人の少しでも手助けをしたいと思い、医者になりたいと思いました。

大学生活はとても刺激的でした。イルカにとって初めてのお酒や様々な人との出会い。親元を離れて初めての1人暮らし。イルカは完全に解放されました(笑)。今までのアトピーのことを忘れたわけではありませんでしたが、喉元過ぎれば暑くなイルカ!どんなに気をつけていても、大学生で1人暮らしをしていれば、生活は不規則になってしまし、食事はファーストフードが多くなってしまいます。そんな中で一年生の秋頃から様子が変わってきます。

季節の変わり目というのはアレルギー体質の方にとっては要注意です。変化の時期に体調を崩してしまいがちになります。イルカは大学に入ってから、食べたいものを食べまくる生活をしましたが肌の調子はそこそこでした。しかし、秋から顔を中心に肌が赤くなり次第に全身もカサカサして、身体中からフケが出るような状態になってきました。恥ずかしく、家からなるべく出なくなるようになりました。授業もサボりまくりました。それでも中々、肌の様子は良くなりません。お風呂に入れば、水面がイルカの体から出たフケで覆い尽くされてしまうほどでした。今まで支えてくれていた両親もいません。不満を言ってばかりいても改善することではないので、イルカは保湿を塗りまくっていました。身体中はずっとベタベタでした。

そんなある日、事件が起こります。

朝いつも通り、目覚めると、顔が痛くて持ち上がらないのです。何が起きたのか分かりませんでしたが、顔を上げようとすると枕に皮膚が引っ張られるような感じがします。そうです!!頬の皮膚がむけてしまい、血が出て寝てる間に枕とくっついたのです。血が固まってしまったのです。枕は血だらけでした。イルカは良く分からず、涙が出ながら、水で濡らしながら顔から枕を引き離しました。1人で、どんどん悪くなっていく肌の状況にイルカはただただ涙が止まりまでんでした。この日は友達と遊ぶ予定がありましたが、キャンセルしました。

みなさんはこんな経験があるでしょうか?

起きたら、血だらけで枕と頬がくっついていたなんて😢イルカは1人で乗り越えるには限界でした。母親に電話し、文字通りに、飛行機で飛んできてくれました。そしてイルカの肌が悪化した原因を知りました。

イルカの初めての1人暮らしの家は木造住宅だったため、湿気がこもり大量にカビなどが発生しているためでした。実際に、押入れの中はカビで匂いもして、収納していた洋服も何枚も捨てました。イルカは悲しみとともに驚きました。決して、カビ対策をしていなかったわけではありません。カビがアレルギー要素であることは知っていましたから、空気洗浄機も常に回していましたし除湿剤も置いていました。しかし、カビは強いことで、空気洗浄機などには負けずにイルカの家を汚染していました。

原因が分かったことは幸いでした。すぐに引っ越しをして、今度は前の家より広い、通気性の良い家を選びました。症状は徐々に改善していきましたが、カビ以外にも食生活や生活リズムの乱れを感じていました。アトピーは治った!!とすら思っていたのに、すぐに状態が悪化する事に恐怖を覚えました。

そこでイルカはアトピーをさらに抑え込める治療はないかと探し、家から電車で1時間以上離れたところですがアトピー治療もしている鍼灸院に出会いました。今思えば、これがイルカの第二の人生の始まりでした。

初めて先生と出会ったときのことを今でも鮮明に覚えています。落ち着いた佇まいで、60歳ちょっとくらいの年齢の印象の先生は私の話を懸命に聞いてくださり、”アトピーと付き合っていくには体質を変えないといけないよ!それには漢方や鍼灸などの東洋医学を試してみるのはどうだい?”と言ってくださいました。正直、西洋医学を勉強しているイルカからしたら東洋医学は全部が全部すぐに信じられるものではありませんでしたが、食事によって体質を変える重要さは理解していましたし試してみたい!!という気持ちになりました。

そこからは、毎日お茶でグツグツと煮た漢方を飲みながら2週間に一回程度の頻度で鍼灸をしてもらいました。漢方はとても苦かったですが、鍼灸は気持ちよかったですし、初めての治療というのはドキドキして意外と楽しさもありました。

効果が現れたのは3,4ヶ月後くらいからでしょうか。痒みも大分減ってきましたし、肌のカサカサもなくなってきました。カサカサがなくなるどころか、潤いもあったような✨

そこからは、鍼灸の頻度は月に1度くらいで毎日漢方を飲んでいるのですが、肌の調子は浮き沈みはあるものの大きく悪化することはなくなりました。医師になり、忙しい日々の中で生活リズムが乱れたり・食生活が不規則になっても何とか持ちこたえてくれている自分がいます。

あの日、フト内科と鍼灸院の病院を調べて訪れてみて、とても良かったです。私にとっての正解は漢方でした。

これでイルカのアトピーの歴史は終了です。小さい頃は日光や埃を避けるくらいでしたが、中学生・高校生の時期は肌の調子が悪すぎて人の目を避けるようになりました。そして両親を始め沢山の善意ある方のサポートに恵まれて回復し、大学に行くも再び悪化。アトピーで一番涙が出たのがその時でした。しかし、それから漢方と出会い生活は徐々に変わっていきました。

今、アトピーで苦しんでいる人は沢山いるでしょう。その症状は少しカサカサする部分がある程度であったり、フケで体中がザラザラになったりとその人様々ですが、

何で自分だけがこんな不幸な思いをしないといけないの??

という思いは皆さん共通だと思います。しかし、皆さんは不幸ではありません。イルカも不幸ではありません。(自分に言い聞かせています😏)アトピーになったからと言って悲しんでばかりいるのではなく、これを活かして行動すべきなのです。

今回はこれを見てくださった皆さんの少しでも力になることを願って終わりたいと思います。

最後にイルカの母親がよくイルカの語りかけていた言葉を送ります。

物事には全てに原因がある。だから、何か起こったら全部自分が悪いのかも?と考えて、少しでも良くなるように行動しなさい

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